取引先・上司に信頼される人とされない人の差は“主体性” BBQ編—先を読む力が、交渉も人生も変える—②(先を読む訓練)

日常で鍛える先を読む力

※前回記事: 取引先・上司に信頼される人とされない人の差は“主体性” —「先を読む」力が、交渉も人生も変える—①では取引先や上司に信頼されるための「主体性」「先を読む」のフレームを書きましたが、今回は具体的に話そうと思います。

経験を積むことの一つの手段として、【イベントの主催・企画・運営】が挙げられます。

例えば、【友人・同僚や家族・親戚などを誘ってバーベキューをする】という企画をしたとします。

色々なミッションがあります。

BBQミッションリスト

①日程調整(開始/終了時間(参加者の前日の仕事終わり想定・子どもの都合・翌日の予定など、キリがありませんが))

②お誘い(案内文作成・電話・直接声がけなど)

③場所の予約や当日の場所取り(口コミ確認、安全か、清潔か、アクセス方法、駐車場の有無、自然を満喫できるか、子供が楽しめる遊具などはあるか、トイレはあるか(特に女性のために)、調理や洗い用の水道はあるか、予約が必要か、予約不可で早い者勝ちかなど)

④当日(前日)の買い出し(いつ、どこで、誰が、何(食材(肉・野菜・海鮮など)・飲み物・炭・トング・紙皿・火起こし部材)をどれだけ買うか。

⑤その保存方法はどうするか(クーラーボックス・氷をいくつ用意するか)

⑥コンロは誰がいくつ用意するか。

⑦誰に何を手伝ってもらうか。

⑧タープやチェアは何個必要で誰が用意するか。

⑨乾杯の発生は誰がするか。その依頼も含め。

⑩当日の焼き担当・盛り担当はどういうフォーメーションでいくか。

⑪後片付け(ゴミ袋準備・ゴミ箱に捨てられるか)

⑫会計・精算

と、少し考えただけでこれだけ挙げられます(まだあるかもしれません・・・)。

上に挙げたのが「先を読む」です。

何が想定されて、それに対してどう対処するか。

行き当たりばったりでは必ず手落ちが生まれ、良い時間は過ごせないので、一つ一つのミッションを想定し、先を読み、対処・解決していく必要があります。

トラブル対応で磨かれる力

そして、諸々うまく行かないことも出てくる。

・当日雨予報!?延期?中止? →  屋根のある場所に変更 

・肉が売切れ →  別店舗探し

・チェアが足りない → 持っている人に借りる/買う

・友達が都合で来れなくなった? → 人数変更

というように、次々に発生する問題に対処する必要があり、その積み重ねで経験値が上がり、確実に「主体性」「先を読む」力は育ちます。

→なんだかんだ言って皆いろいろ手伝ってくれます。

やり切ったなんともいえない充実感。

そして、今後、またバーベキュー(仕事の依頼も)なら○○に任せよう、というナイスループに入る。

仕事に置き換えると・・・

これを、仕事・ビジネスに置き換えると・・・

➡来月重要なプロジェクトを遂行するための会合があり、そのミッション達成を任された(重要なミッションを任されている時点でデキる人ですが)。

【ミッションリスト】

①いつまでに説得力のある資料を作るか(粗々での上司への確認時期→ブラッシュアップ含めてスケジューリング)。

②誰に、いつまでに、何をお願いして、どのような根回ししておくべきか。

③想定問答確認(想定される質問の洗い出しと回答準備)

④会議の流れのシミュレーションと結論セリフと言うタイミング想定

⑤上司との最終確認

⑥プレゼンの練習

⑦当日会合の何分前に会場到着してプレゼン資料を配付してPCセッティング

⑧前日よく寝る

⑨発声・表情・身だしなみチェック

⑩本番

他にもあるかもしれませんが、ざっと思いつくものは以上です。

以上のことをすればだいたい大丈夫です。

準備8割(9割とも思います)、実行2割(1割)とよく言われます。

仮に想定した達成ができずとも、やることはやった、準備に抜けはなかった、という時点でOKです。

あれが抜けてなければ達成できたかも・・・という状況は作ってはいけません。

経験が人を育てる

主催・企画・運営の経験を積めばレベルが上がります。

まずは何事も経験。

主催・企画・運営した経験値がある人はその苦労を知っている。

経験がある人は、見て、聞いて、すぐにそれがわかります。

逆に、したことがない人はそれがわからないから(心ないことも)何とでもいう。

あぁ、この人は経験したことがないんだな、わからないんだな、と俯瞰できる。

経験して助言ができる、相談されたら応えられる、失敗談を笑って話せる、エピソードをネタにできる、そういうことができる人になっていたいものです。

まとめ

この記事のタイトル「取引先・上司に信頼される人とされない人の差は“主体性” BBQ編—先を読む力が、交渉も人生も変える—②(先を読む訓練)」のように、「先を読む」ためには経験が必要で、そのためには訓練が必要となります。

その手段をここではBBQの主催・企画・運営を例に出しましたが、飲み会や勉強会など、身近な集まりでもOKです。

この週末、周りの方を誘って何かを主催してみませんか!!??

小さな経験の積み重ねが、主体性と先を読む力を確実に鍛えてくれます(^^)/!!

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