私が社会人になって間もない20代前半の時、当時30代前半の先輩からこんな質問をされました。
1. 先輩からの問い(時給1,000円で働き続けた場合の年収は?)
①時給1,000円の人が24時間365日、1日の労働時間中1分も休憩なし、1年の中で1日の休日もなく働き続けた場合の年収の金額を知ってる?
<私の考え>
24時間365日休みなしなんてそんなことまずできるわけなく、人間だったら働き盛りの20代の若者であれば3日後、そうでなければ1日か2日後に身体を壊すか死に至ると思うので、そんなリスクのある働き方、命の危険を伴う働き方をするのだから、当然少なくとも億は下らないだろうと直感で思い、返答しました。
➡「数千万円、1億円!」
そして、鼻で笑われながら以下のように言われました。
ブー。
正解は876万円。
え・・・。
3日後に死に至る危険性のある働き方で、繰返しですが当然少なくとも億ないし数千万円は下らないだろうと思っていたけど・・・1千万円にも届かず、876万円て・・・。
人間では到底無理な働き方をしているにもかかわらず・・・。
その後矢継ぎ早に私に対する質問とそれに対する解答がありました。
②或いは、流石に1日24時間労働はムリだから半分の12時間労働で365日休まずに働いた人の場合(これをできる人もかなり稀)
③或いは、1日12時間労働・・・、身体はキツいけど働かないと生きていけないし、でもそんなブラック企業はイヤだし、週末は友人や彼女彼氏や家族と遊びに行きたいし、趣味にも時間をかけたいし・・・、という普通に週休2日は取りたい人の場合
④いやいや、1日12時間労働なんてブラック過ぎる!朝8時半から午後5時まで、昼休憩1時間の7.5時間から8時間労働、当然週休2日で働きたい!という人の場合
➡
②の正解は、当然ながらその半分の438万円。日本人の平均年収を少し上回るが、これも通常の人間であればなかなかできない働き方にもかかわらず、ようやく平均年収を上回るのがやっと。
③の正解は294万円。1日12時間(例えば朝8時から夜9時(休憩1時間含む))
④の正解は約184万円。
もうやめて!
➡
どれがいい?
と言われ、「え、全部イヤです」※1と答えました。
そうすると・・・
2. 残酷な現実
★時給1,000円の人が人並みに週休2日の働き方をしたかったら、184万円で我慢しろということ。
★時給1,000円の人が人並みの給料を得たければ、人並みの生活(週休2日/1日8時間等の労働)は諦めろということ。
たまたま時給1,000円としたけど、時給や月給、サラリーをもらっている人は同じことが言えて、要は労働による収入は頭打ちがあって、増やしたいのだったら、基本的には次の2つ。
A【時給単価を上げる(給与(月給/年収)を増やす】
B【収入源を増やす】
ことをしなきゃということを言われました。
A➡スキルアップ・専門性の向上・転職などで単価を上げていくこと。
要は「替えが効かない人材」になることが一つの道。
B➡文字通り「収入源を増やす」こと。
つまり、本業+副業、副業から事業へ、そして、仕組み化された収入へと発展させていくこと。
その一つが、事業をすること(起業・副業・複業も含む)であり、自分でコントロールできる収益源を持つこと、と言われ・・・
頭の中が沸騰して変な汗が大量噴出しました。
その先輩は事業を起業して既に成功しており、カネも人脈も経験もない自分に反論の余地は微塵もありませんでした。
3. 鬼のアルバイト
因みに、極端な話ですが、私は体力が最もあると言われる(サッカー部で脚力や体力には自信があったし)ちょうどハタチのころに、時給がちょっとばかり良かったので(それでもたしか当時1,000円程度だったような)某運送会社(倉庫での荷運び)でアルバイトをしたことがあり、
➡当日夜中集合
➡ハイエースに作業員10人位ギュウギュウに乗らされる
➡全員無言
➡高速で1時間かけて成田空港の倉庫みたいなところに連れて行かれる
➡夜中から明け方まで7時間ぶっ通しで重い荷物を運んだり高速で流れてくる荷物委のバーコードを読み込んだりする作業をし
➡結果、二度とやりたくない、最初で最後のアルバイト
となりました。
荷物は超重いし、トラックのドライバーは殺気立って怖いし、あちこちで怒号が飛んでるし、バーコード読み取り(端末で荷物に貼られているバーコードを1個ずつ「ピッ」と読み取らなければならない)もベルトコンベアは早くて全部読み込めないし、それを見た先輩からは超怖い表情と声色で怒鳴られるし、足が疲労で棒になって立ってられずにしゃがんだら2秒後に金髪の超怖い恐らく50歳位のドライバーに超絶怒鳴られて震え上がるし、大音量でユーロビート(若い方には分からないかもしれません・・・)が流れてるし笑
あと6時間…5時間…4時間…これを続けるのII?? 、もうお金いらないから帰らせてくれ、逃げられるものならこのまま逃げたい、でも高速で1時間の場所からは歩いて帰れないし・・・という思いが脳内で繰り返し流れ…。(あくまでも20数年前当時の話し今はもうそんなことはないと思いますが・・・)
結局朝までフラフラになりながら、終わった時には失神しそうになりながらも達成感なんて全くなく、とにかく終わった・・・国へ帰れる・・・という思いのみ。
解放され、車で爆睡、家に帰って泥のように眠り、翌日は全身筋肉痛で身体が動かなくなり、二度と肉体労働はしまいと誓いました(私のこのケースは極端ですが、勿論肉体労働すべてがここまで重労働という訳ではありません。そして、私の体力に対する過信が仇となっただけです)。
しかし、荷運びの方、すげぇ・・。超リスペクトします。
と、話が大きく逸れましたが…何が言いたいかというと、労働は、身体が動かなくなると収入が断たれる、ということです。
4. まとめ
と、ついついアツくなり自分の経験を長々と書いてしまいましたが、先輩からの質問と解答・解説、労働と収入(時給1,000円)のリアル、限界、打開策について概要・触りを書いてみました。
A【時給単価を上げる(給与(月給/年収)を増やす】
B【収入源を増やす】
のもう少し踏み込んだ話については、次回以降改めて詳しく書きたいと思います。
次回の投稿も読んでいただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/
人生の中に生活があるのではなく、生活の中に人生がある。
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ではまた次回👋(^^)
※1 当時22歳だったころの、右も左もわからない、社会人になりたての、これから豊かな人生を欲する私の個人的な感覚であり、決して一般的に年収180万円を否定しているわけではありません。私も年や経験を重ね、どんな状況でも豊かな人生を送っている人はたくさん見てきました。
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