勘違いが才能を伸ばすー貞子の作者が教えてくれたこどもの可能性ー

リング・らせんの作者:鈴木光司さんの講演を聞きに行ったことがあります。

あの恐怖映画:貞子の作者です(若い方・・・ご存じでしょうか・・・超有名です!)。

お世話になっている方が新潟での講演を実現し、参加させていただきました。

その講演で聞いた内容は、それからの私の人生における人を育てる、才能を伸ばす考え方に大きな影響を与えました。もちろん今でも、です。

それは・・・

—鈴木光司さんが作家として成功した際のセレモニーで、恩師である小学生時代の先生と対談を依頼した時のエピソード—

<鈴木さん>

小学生時代に先生から自分の文章を誉められた。

それがうれしくて文章を書くことが好きになり、今に繋がっている。

もしも褒められていなかったら今作者になっていないかもしれない。

<先生>

覚えていない。言ったかもしれないし、言っていないかもしれない。

ただ・・・

私は絵のヘタな子には「君は絵が上手だねぇ。才能があるよ。」

文章のヘタな子には「君は文章を書くのが上手だねぇ。才能があるよ。」

と言っていた。

<鈴木さん>

初めて知った。

私は先生に褒められて、うれしくて、文章が好きになって、上手に調子に乗らされて、勝手に勘違いをして、続けて、ここまで来た。

なんと勘違いが必要なことか。

この話から分かることは、こどもの可能性を絶対に否定しない、そして、勘違いでもなんでもいいから、好きなこと、得意なことを続けることが超大事ということです。

勘違いをして、好きになって、続けることが超大事ということですね。

この講演の後、私はこの先生のスタンスをパクりまくっています。

こどもが描いた絵に

「お!上手だねぇ。めっちゃリアルで恐竜が飛び出してきそうだね!」

「上手に絵日記書けてるね!字も文章もいいね!」

ビジネスの場でも、よほどでない限り、否定はしないよう意識しています。

もちろん全ての場で応用できるわけではありませんが、私にとっては目から鱗の話でした。

※録音やメモをしたわけではないため、細かい点が正確ではないことがあるかもしれませんが、話の概要や伝えたいことは外れていません。


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