名門ラグビー部監督の指導はカルチャーショック(女性部下への対応法含む)

コンサル

日本ラグビー界で知らない人はいないくらいの名門監督(元高校ラグビー全国大会3連覇したことのある方)と同部屋で仕事をしたことがあります。

監督目当てに入学する学生がほとんどです。

ある日、何か得られることがあるかも(図々しい笑)…とこっそりラグビー部の練習を見に行った時に、まだ選手は誰も来ていなく、グラウンドには監督一人だけでした。

何をしていたかというと、軽トラに積まれた重い練習用具を一人で下ろし、グラウンドに並べ、練習の準備をしていました。

ラグビー部の練習用具はタックルバッグやスクラムマシンなど、重いし多くのボールの準備でかなりの労力が必要で、失礼ながら、御年60台の方がとても簡単に一人でできるような作業ではありません。

たまたま学生が何か他の用事があって準備できないのかな…。

当然気になった私は、翌日監督にその件について訊いてみました。

「準備は学生にやらせず監督がしているんですか?」

すると、爽やかに

「練習や試合をするのは選手。その準備、サポートは他の人がする。」

と返ってきました。

え・・・。

私が学生時代に入っていたサッカー部(近年は全国大会出場、毎年県大会のベスト4位には勝ち上がってくるそこそこ強豪。)、常に下級生がその役割を担っており、監督は練習の途中でゆっくりと、怖いオーラを出しながらドッカリと椅子に座り、静かに練習風景を見て、「3対2をやれ」「ワントラップシュートをやれ」という感じで、失礼ながら・・・当然だれも慕っていない・恐れているだけ。比べてはいけませんが・・・。

監督からは学べることがたくさんあり、仕事中でもつかまえて、リーダーシップとか、指導論とか、しつこいくらいに聞いていました。

監督もまんざらではなく(笑)、スイッチが入ると時間を忘れていつもアツく語ってくれましたが(自分から聞いておいて、次があるのでそろそろ良いですか、、という程(笑)。ホントすみません、ありがとうございます!)、特に印象に残っているものに下記があります。

  • 競技力の前に人間力を上げる。
  • 勝利至上主義ではダメ。
  • 試合中、1人がピンチのときに自分がどれだけカラダを張れるか。
  • 勝っているときは何も言わない。負けているときは声を出して鼓舞する。

練習試合中に相手選手のプレイに腹を立てて掴みかかった選手を下げて、興奮している彼の胸ぐらをつかんで本気で叱って喝を入れた、という話もありました。

監督と話すときの選手の目はキラキラしています。

指導者が来てピンと緊張が走るのが良いのか(恐怖はダメだと思っています)、来てイキイキとしだすのが良いのか、一概には言えませんが、監督の場合は後者で、昨今、スポーツ指導者のパワハラ・セクハラ報道が後を絶たないなかで、この監督には全く縁のない話であるのは言うまでもなく、学びが多く、ビジネスにも活かせると思いました。

偉ぶらない、選手(同僚・部下)をサポート、常に対等、でも言うべきは言う。

やはり、全国の修羅場をくぐり抜け、3連覇を成し遂げ、数年間本場のニュージーランドで学んでこられた指導者はちょっと違うな、学べきところがあるな、そう思ったお話でした。

 

現在は監督兼スカウトをする傍ら、有名な企業の講演から依頼がされるくらいの人格者・人徳者でいらっしゃいます。

今日は名門監督から学ぶ、リーダーシップ、人とのかかわり方、人(教え子)を成長させる重要なエッセンスのお話でした。

最後にワンエピソード。

私が部下(女性)からわーーー!と詰め寄られている時に、当然同部屋なのでその一部始終を目撃していて、後で、ああいう時はどうすれば良いんですか?と質問。

偉大な指導者なので、当然的確でクリティカルな回答があると思って返事を待っていました。

すると、

➡︎「女性はわからん!笑」と一言。

そして、「〇〇さんは偉い!よくあんなに言われてるのに冷静でいられますね。聞いててずっと心の中で応援してましたよ(笑)」と。

ちょ!入ってきて下さいよー!!

しかし、ラガーマンは爽やかですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました