元⚪︎⚪︎省事務次官の方と仕事をする機会があり、そのときにある問題が起こり、謝罪の仕方を教わりました。
その方は滑らかな口調で(いつも少し高い、話し慣れているんだろうなという滑らからな語り口です)、問題が起きてしまったことは仕方ない。その後の対応、謝罪の仕方で着地が全く違ってくる。(うんうん。ここまでは私も心得ていますよ。)
→「シャチョウカイゲンサイシャ」
???
何を言っているのですか??
→「謝罪・調査・改善・厳正な処分など・再発防止・謝罪」
謝罪文一連はこうなります。
「(導入部)
本日はお忙しいところお集まりいただき、誠にありがとうございます。
(謝罪部)
このたびの私どもの不手際により、みなさまには多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。
今回の事態を重く受け止め、深く反省しております。
※この時点で言い訳しない/まずは大げさなくらい謝る/相手は人間
(調査・改善部)
今後原因究明に向けて調査チームを編成し、徹底的に調査し、改善に向けた取り組みを行います。
(厳正な処分部)
問題を起こした者については、厳正な処分(戒告、減給など)をもって対処いたします。
(再発防止部)
今後は二度とこのようなことがないよう、社を挙げて全力で再発防止策を講じ、誠心誠意対応いたします。
((再)謝罪部)
改めまして、この度は大変申し訳ございませんでした。
心よりお詫び申し上げます
ここまで言えばだいたい収まる。
なるほど。このように体系立てて謝ればいいんですね。
私が若いころは、謝ったら負け、自分が悪いとわかっていても飽くまでも自分は悪く無い、相手に非がある、という言い訳(更に印象悪い)という未熟君でした。
当然仕事や人間関係が上手くいくわけがありません。
・まずは誠意を持って相手に伝える。
・自分は悪くなく相手に非があるとわかっていても、謝って着地するのであればいくらでも謝罪する(勿論ケースバイケース)。
・負けて勝つ。
・言い合いで勝つことが目的ではない➡自分の想定に着地させることが目的。
特に2025年は某局などの会見で大きな話題になりました。
謝罪をするような事態が起きないのが一番よいですが、万が一起こった際はこのように謝罪をするということですね。
改めて、体系だっていることを学びました。
※上記は一例であり、全ての場面で通用するとは限りませんので、参考にされる場合は自己判断でお願いいたします。
元事務次官ともあろうお方、さぞ色々なご経験を積んだ、単価の高いお話を訊いたお話でした。
どなたかのお役に立てればと思います(^^)/
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